犬猫生活

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元ペットショップ店員で今はトリミングサロン経営。愛玩動物飼養管理士1級保有のトリマーが犬猫のこと書きます。

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動物業界で10年働いた男の私が考えるトリマーという職業について

2013/6/29 - Izzy the Yorkie-Poodle - Shelley the Groomer - Downers Grove - Il


トリマーと言えば犬のシャンプーをして綺麗にカットするいわゆる犬の美容師のことを指しますが、女性がメインの職業であるトリマーについて男性の私が書いていこうと思います。

男性のトリマーはそもそも数が少なく、動物の専門学校に通っていた時も30人程のクラスで男性が5人でした。

なかなか周りにはいないと思うので、男でトリマーになりたい人や、

 

 

なぜトリマーになろうと思ったのか:

トリマーになろうと思ったのが高校2年の進路をそろそろ決めようと思っていた時に、漠然とスーツを着たサラリーマンってつまらなそうだし、どうせ働くなら好きなことを仕事にしたいなーと思い、自分の好きなものを考えた結果、犬が好きだからトリマーになろうと思ったのが動物業界に進もうと思ったキッカケでした。

今思えば恥ずかしいほど単純な理由で、何も考えていなかったんではないかと思っています。

 

もう一つの候補は犬の訓練士もあったのですが、中学生の時に職業体験で犬の訓練士の仕事場で訓練士の方と話をした時に、訓練士は給料安くて辛いよって言っていた記憶が強烈に残っていたので、選択肢から除外されていきました。

 

就職は楽だが給料は安いから辞めたい:

学校卒業の半年前位に中堅ペットショップでトリマー兼ペットショップ店員として内定を決めていたので、特に苦労すること無く就職をした感じです。

給料も大学の平均初任給よりも高い20万という額で、犬の販売をすれば歩合で給料が上がるシステムでした。

 

一般的なペットショップの給料は13万〜15万程が相場で、それよりも高いのですが、かなり忙しいペットショップだったので相応な給料だったと今では思いますが、続けたとしても給料はそこまで上がらず、やっぱり平均以下の給料しか貰えません。

 

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将来の不安からトリマーから転職:

ペットショップに就職して3年程度で同じ動物業界ですが転職をして、転職した企業で5年程度働いたあとに独立をすることにしまいた。

 

実際ペットショップで働いてみて感じたのが、店長になったとしても給料はたかが知れているという現実を知り、結婚して子供が生まれたら生活出来なくはないが苦しいと思って、頑張ったら頑張った分だけ給料を貰える動物系の企業に転職をしました。

 

高校生の時のリサーチ不足やそこまで考えていなかった自分の浅はかさを呪いたくなりました。

辞める直前の給料は23万でボーナスも合ったので、同い年とは遜色ない給料だったと思いますが将来はやはり不安でした。

 

動物業界は給料が安いから離職率が高い:

そもそも動物業界は給料が安いです。ペットショップ店員、トリマー、訓練士、動物園の飼育員などが特に多いと思いますが、月給10万なんてペットショップもザラにあります。

10万で朝から晩まで使われて休みも月に6回なんて求人も何度も見たことがあります。

人を雇う金額では無いにも関わらず、動物業界ではそれが許される世界でもあるのです。

そういうところは存在価値がないので潰れてしまえと思ってます。

 

給料が安い動物業界の中でも、開院している獣医の収入は高いので、動物看護師の給料はペットショップ店員やトリマーに比べると平均値は高い傾向にあります。

ただ、高いと言っても30万貰ってる人はかなり少ない感じです。

 

一部を除いて安い給料で朝から晩まで働いて、忙しいと休憩も取れなかったりするので、離職率が高い業界でもあります。

友人も6割程が違う業種へ転職をしており、悪い言い方をすれば若者を使い捨てる業界だと思います。

 

トリミングサロンを経営して思ったこと:

動物系の企業に転職をして数年後に、トリミングサロンを地方で開業をしました。

トリマーの給料は安いと書きましたが、実際給料を払う立場になって思うのは、20万程度が現実的な支払える額ということ。

 

一人あたりの出せる利益は限られているので、上手い下手限らず値段は変わらず、ベテランだからと言って出来る頭数はプラス1頭位が限度なので、トリマーとしてだけで支払えるのはその程度という認識をしておいて下さい。

 

トリマーは怖がらず独立すべき:

実際に店舗を経営してみて思うことは、経営自体は特に難しくないということでした。

語弊があるかもしれませんが、前提条件として、技術は普通に可愛く仕上げられて、接客が愛想が良ければ最低限自分が今までもらっていた給料以上に稼ぎ出せると思います。

 

原価はほとんどかからず、固定費である家賃が大きな支出なだけで、店舗を出す立地さえ間違わなければボチボチやっていけると思います。

一番理想的なのは、都心ではなく地方の家賃が安い所で開業をすれば、リスクが少なくすみます。

特に地方は競合が少なく、技術がイマイチな所が多いので、都市部でバリバリトリマーとしてやっていた方はローリスク・ミドルリターンが狙えると思います。

 

開業費もそこまでこだわらなかったら100〜300万程度綺麗なトリミングサロンも完成すると思うので、地道の貯金をするか、政策金融公庫などで融資をしてもらうことを検討してみて下さい。

 

ただ、怖がらず独立すべきと言っておきながら、独立は臆病位のほうが丁度いいと思っています。

何故なら臆病な方が慎重に物事を熟慮するので、短期的にはネガティブ、長期的にはポジティブであることをオススメします。

 

独立してからの年収:

トリミングと物販が少しだけ置いている、地方の小さなトリミングサロンですが、妻と2人で経営しているので、世帯年収は700万ちょっとなので、1人の年収は350万くらいな感じです。

 

週1休みで年収350万なので高くはありませんが、それでも自分でお店を作り上げていく楽しさは、金額以上の価値があると思います。

特殊な技術職なのでAIに仕事が奪われるということもないので、開業する地域さえ間違えなければ一生働くことができるのもメリットではないでしょうか。

 

まとめ:

技術や接客が良くても独立まで考える人はトリマーは少なく、もったいないと思う人は沢山います。

動物業界で10年働いて、トリマーという職業で成功をすれば獣医と並ぶくらいの収入を得ることだって可能です。

自分の気持ち次第で人生は変えることが出来ます。実際私が変えることが出来たので、是非勇気を持ってチャレンジをしてみて下さい。

 

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