犬猫生活

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元ペットショップ店員で今はトリミングサロン経営。愛玩動物飼養管理士1級保有のトリマーが犬猫のこと書きます。

猫の多頭飼いは本当に猫のため?多頭飼いが猫にとってストレスになる理由

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最近の猫ブームと言われていて、テレビでもよく猫を見る機会が増えてきました。

その中で、猫の習性や性格を知らずに多頭飼いをしている飼い主さんがいて、猫に余計なストレスを与えている環境にしてしまっているケースがあるようです。

猫の習性や性格を知れば、なぜ猫の多頭飼いがストレスになるかが分かってきます。

 

 

猫はそもそも群れて暮らす習性がない:

犬と違い猫は大昔から単独行動で狩りをしていて、群れで行動をすることがなかったので、群れで行動することを嫌います。

その為、猫の多頭飼いはストレスになってしまうのです。

 

のら猫でも1匹でいることを好み、群れで過ごすといったことはメス猫の親子以外ではあまりありません。

 

とてもシンプルな話ではありますが、このシンプルな理由をしれない飼い主さんが多く、1人で可哀想だからとか、友達やお嫁さんとして新たな猫を飼い始めることもありますが、そのことが原因で猫にストレスが溜まってしまうことがあります。

 

成猫同士の多頭飼いは絶対に避ける:

もし多頭飼いをしたい場合は、生後2〜3カ月位から一緒に飼い始めるようにしましょう。

その時ならお互い遊んだりして上手く交流が取れる確率が高くなります。

 

子猫同士や親子の場合はまだ多頭飼いになれるチャンスがありますが、成猫やシニアの猫は仲良くなれる可能性が限りなく低いので、絶対に成猫同士の多頭飼いは避けましょう。

 

特にオス同士の場合は縄張り意識が強く、ケンカになってしまいます。

飼い主には懐いていたとしても、他の猫が来たら性格が変わってしまう猫は少なくありません。

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親や兄弟でも相性が合わないことも:

親や兄弟でも相性が合わずケンカをしてしまうことがあり、決して家族と暮らすことが猫の幸せになるということではありません。

 

親猫も大きくなったら急に我が子を突き放す行動に出る場合があり、親子でも油断が出来ないのが猫の特徴です。

 

相性が合わないなら無理に一緒にしない:

多頭飼いをしてしまい、相性が合わない猫同士の場合は無理に一緒の部屋にならないようにしてあげましょう。

別々の部屋で飼うことを考えたり、無理に仲良くさせようとして頑張らないことが大事です。

 

無理に一緒に居ても猫同士はストレスが掛かってしまうので、仲良くさせるのを諦めることも必要です。

 

多頭飼いが出来ればラッキー:

先住猫が新しい猫を受け入れてくれる確率はその子の性格にもよりますが、そこまで高くありません。

受け入れてくれたらラッキーで受け入れてくれなかったら別々の部屋で飼う余裕がない人は多頭飼いは止めましょう。

猫も人間のリスクがあまりにも大きすぎます。

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そもそも猫は1匹でも寂しくない:

人間の思い込みで1匹でいると、寂しそうとか可哀想とか思ってしまいがちですが、猫はそもそも1人でいることの方が好きな生き物です。

 

最初に説明したとおり、大昔から1人で行動をしていたので、1人だから寂しいということはありえません。

人間の思い込みなので余計なことはしないほうが愛猫の為でもあります。

 

猫は想像以上に神経質な性格:

飼っていると気づきにくいですが、猫は犬に比べて環境の変化が苦手で、引越をしただけで水を飲まなくなったりご飯を食べなくなったりしてしまいます。

 

それ位神経質な性格なので、新しい猫が増えただけで当然ストレスになってしまいます。

飼い主さんがいくら気をつけていても、ストレスを感じさせないようにすることは難しいです。

 

どうしても飼いたい場合:

どうしても多頭飼いをしたい場合は生後2,3カ月頃から飼い始めるようにしましょう。

そうすると、お互いにじゃれ合って遊んだりするので、すぐに打ち解けるようになります。

 

また、オス同士、メス同士なら問題はありませんが、オスとメスで買う場合は去勢や避妊をするようにしましょう。

猫は繁殖力が高いのですぐに数十頭に増えていってしまいます。

 

また、避妊や去勢をすると病気になるリスクが減るので、年を取ってからではなく、獣医と相談をして早めに手術をするようにしましょう。

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最期に:

 猫の多頭飼いは基本的にはオススメしません。

猫の多頭飼いは猫のためではなく飼主の為になっていることが多く、多頭飼いの影響で猫に余計なストレスをかけてしまっているケースが少なくありません。

どうしても多頭飼いをしたい方は、小さい頃から飼い始めるようにしましょう。